理想と現実のあいだで

「仕事、自分の無能さを突きつけられてつらい。

だって事実じゃん」

と言っていたひとがいたな、この気持ちわたしだけじゃないんだと思い出したりしているこの頃。

 

理想と現実にはいつもギャップがあって、

現実に100%満足することってないんだろう。

理想って、埋められたと思ったらまた遠のいていくものだもんね。

どこで折り合いをつけるのか、またつけない人もいるだろうけど、難しい問題だ。

 

現状に満足したらそこで成長が止まってしまうからだめだという考えもあり、

もちろん望めば誰もが成長期ではあるだろうけど

(Mr.Childrenの歌詞より引用)

いつまで続けたらいいんだろう?この理想と現実のチキンレース

わたしが過ごしたい毎日、その先に繋がっている未来って、

多分隙間を埋めることじゃない気がするのに。

 

 

20代って苦しかった、とよく耳にする。

するとこれは私だけではなくて、20代後半〜30代の世代が特に抱きやすい、陥りやすい感情らしく、quarter life crisisという名前までついていることを知った。

 

-In popular psychology, a quarter-life crisis is a crisis "involving anxiety over the direction and quality of one's life" which is most commonly experienced in a period ranging from a person's early twenties up to their mid-thirties[1][2](although a quarter-life crisis can begin as early as 18).[3] It is defined by clinical psychologist Alex Fowke as "a period of insecurity, doubt and disappointment surrounding your career, relationships and financial situation".[3]

 

通俗心理学では、クォーターライフ危機は「人生の方向性と質に対する不安を伴う」危機であり、20代前半から30代半ばまでの期間に最も一般的に経験されます。臨床心理士のAlexFowkeは、「あなたのキャリア、人間関係、経済状況を取り巻く不安、疑い、失望の時期」と定義しています。

(Wikipediaより引用)

 

わたしがこの言葉を知ったのは偶然だったんだけど、

同じような気持ちを抱き、悩み、生活している人たちが一定数いると知るだけでも、

何も解決していなくても気持ちが軽くなるような気がする。

目に見えなくても他者が存在する、ひとりではないということに救われることもあるんだ、もちろん、こんなふうに。

 

私はいつも、なんでも、

悩みすぎるのも良くないから、とちょろまかしたり誤魔化したりしているけど、たまに現実を突きつけられてはヒーヘー言っている。

無駄口叩いてないでもう少しちゃんと考えないといけないと思いつつ

本当に必要なときには誰かが言ってくれるだろうと

他力本願な根っこはそのままなので

いつか痛い目を見るだろうね。

その瞬間が来たら「まあ前から予感していたけどな..」と遠い目をしている自分が目に浮かぶようだ。

でもひとってそこまで優しくなんかないからね。自分を省みてそう思うでしょ。

もう1人の私がそう囁くけど

知らん顔して今日も誤魔化して過ごしている。

 

 

 

 

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quarter life crisisについて、詳しくはここに書いてあるみたい。

https://onlinedegrees.bradley.edu/blog/understanding-the-quarter-life-crisis/

 

あと、この言葉を知ったのはここで

https://open.spotify.com/episode/2yYc1Pf0ZUJbpTsz9yt67Q?si=x75EPjypS6ux6plT2hC-Xg

「スタバの端っこで繰り広げられるような、ゆるいOLの会話を盗み聴きできる」というコンセプトなんだけど、年齢が近いこともあり、共感できることも学ぶこともあって、面白いです。

podcastは気が向くとたまに聴いている。

みんなのおすすめも、よかったら教えてね。

 

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今月も読んでくれて有難う。

今年は金木犀の香りがいつもよりも強い気がするー〜!気のせいかしらん。