徒然なるままに

ベランダにやつが死んでいる。

発見してからもう2週間ほど経つ。


やつというのは、かの有名な皆の嫌われ者ではない。

あいつらも飛ぶが、それは本当に身の危険が迫った時だけで

その時まで自身が飛べることを知らないという。

 


あいつらとやつらに共通しているのは、色と、死んでいるのか生きているかの判断が難しいという点だ。

 

ある芸人のネタで、やつらがひっくり返っていて脚が閉じているときは死んでいるというような内容のものがあるのだが

脚が閉じているときに死んでいるのだったか、または生きているのだったか

肝心なところを失念してしまった。


よって、あのベランダにいるやつの生死の判断がつかず

とりあえず放置して

夜 「あれっいなくなったぞ。 さては生きていたな」

朝 「ん?よく見たらまだいるじゃないか。 やっぱり死んでいるのか」

というように一喜一憂を繰り返し、数週間が経過したというわけだ。

 


実家では虫退治は母の役目であり、わたしはただ見つけたり状況を報告するだけであったため

今度母がうちに来た時にお願いしよう」とひとりで対応することに抵抗があったが

毎日やつを見ているうちに

「なんだか小さいしいけそうだな」という気持ちになってきたので、

これも独り立ちのため、やつをベランダから取り去ることと決めた。

 

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それからまたさらに2週間ほど経った今、気がつけばやつの亡骸が見当たらない。

おそらく、ベランダの換気扇の下の隙間へ風で流されてしまったようだ。


対応は当分先になりそうだ。

 

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飲食店で夕食を食べたときのこと。

カウンター席につく。

目の前にキッチンがあり、 間の仕切りに品物を置いたりするタイプのお店だ。

 

その仕切りの右手に卓上カレンダーが置かれており、ふと目をやると、2023年1月のままである。 今はもう2023年も折り返し、 1月から半年は経っている。


いつから飾っているのかわからないが、わざわざ置いているにも関わらず、 1月のままにしているなんて。

なんて、出不精なんだ!


この私でさえ、さすがに遅くても、月の初め1週間過ぎたあたりでカレンダーをめくるというのに。

上には上がいるんもんだ。

 


ここまで思ったとき、会社で使用している卓上カレンダーのことを思い出した。

月が終わると、表紙にしていた一枚を抜いて一番後ろに持っていく。

すると翌月の一枚が表紙になる。

しかし、 6月の場合は、 次に1月が出てくるのである。


一瞬焦るかもしれないが、 1月を裏返すと、 7月が登場する。

こんな具合で、大体の卓上カレンダーは両面刷りになっており、半年後のカレンダーが裏面に印刷されている。

 


今は8月、 一番後ろに回した7月の裏には、半年前の1月のカレンダーがくることになる。

 

なるほど、カウンターに置かれていたカレンダーはお客向けではなくて、予約管理などをしているレストラン、キッチン側だったのだ。

 


我ながら、ナイスプレーと、ひとを勝手に出不精呼ばわりしたことなんて忘れて、心の中で嬉しくなった。

 

 

 

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ここまで読んでくれた人がいたらありがとうございます。

 

大変遅くなってしまいましたが、一応7月のblogです。

あつくって、食欲は減退せずも、夏バテ気味でした。(気持ちが)

 

ひとり暮らしをはじめてから、めっきりフルーツを食べなくなってしまったので(高い。。涙)

実家に帰るたびに食いだめをしています。


皆さんはそんな品のないことはしないように。

 


それではまた。